会 場 筑波大学筑波キャンパス春日エリア 日 程 11月9日(土)第1日 大会参加費:2000円 ◆シンポジウム「日本思想史学の誕生と展開」(13:00〜16:50) 会場:7A棟205号教室 司会 田中 友香理(筑波大学) 発表者 前田 勉(元愛知教育大学) 山口 輝臣(東京大学) 杉山 亮(東京女子大学丸山眞男記念比較思想研究センター) コメンテーター 林 淳(愛知学院大学) ◆総 会(17:00〜17:30) ◆懇親会(18:00〜20:00) 懇親会費:4000円(一般)・2000円(学生・非常勤) 11月10日(日)第2日 ◆研究発表・パネルセッション(終日) ◆「思想史の対話」研究会(14:30〜17:30) 会場:7A棟106号教室 ※時間は目安です。確定的な時間,研究発表・パネルセッションの詳細等は,大会プログラム(10月中旬学会HPに掲載予定)でお知らせ致します。 ※参加費,懇親会費ともに10月31日まで,後日お知らせする大会実行委員会の振替口座にお振り込みください。なおこれ以降は当日のお支払いをお願いいたします。また,一度納入された参加費,懇親会費は,いかなる理由があっても返金には応じかねますので予めご了承ください。 |
連日の全国的な猛暑のなか,皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて,当学会本年度の大会は,今年11月9日(土)〜10日(日)の両日にわたって,わたくしどもの勤務校筑波大学が所在する茨城県つくば市で開催されることになっております。実に20年ぶりのこととなりますが,実行委員会一同,会員の皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。会場は,20年前と同じ旧図書館情報大学キャンパス(筑波大学筑波キャンパス春日エリア)の教室を準備いたしました。つくばエクスプレス「つくばセンター」駅から近いので便利です。実施要領は本紙掲載の大会案内にあるとおりですので,参加経費のお支払いやホテルのご予約等,お早目にお手続きくださいますようお願い申し上げます。
本学も昨年秋に創基151年開学50周年を迎え,「次の50年」に向けた新たな取組みを始めているところです。また,前回開催後に開通したつくばエクスプレスによって沿線開発も進み,久しぶりにお訪ねくださる方は,街や大学の風景が大きく変貌していることを目の当たりにし,隔世の感を抱かれるかもしれません。そのようなときに皆さまをお迎えできるのは,わたくしどもにとって大いなる喜びであり,すでに実行委員会を立ち上げ,万端遺漏なきよう鋭意準備を進めているところです。
どうぞ,当日はふるってご参会くださいますよう,心よりお願い申し上げます。
2024年は,村岡典嗣生誕140年に当たる。安易に生誕の周年を記念したいわけではないが,改めて日本思想史学の来し方と行く末について深く考えてみる1つの契機にはなるだろう。
もちろんそのような契機は以前にもあり,例えば日本思想史学会の創立50周年に際しては,2018年度大会において「日本思想史学の現在と未来」をテーマにシンポジウムを実施している。その成果を踏まえつつ,本シンポジウムは,改めて日本思想史学の現在地を確認し,未来を遠望するためにも,まずは日本思想史学の過去について,すなわち近代における日本思想史学の誕生と展開について問い直すことを目的としたい。
村岡典嗣に先行して日本思想の歴史を論じた人物はいるにせよ,自覚的に方法論を提示し,学問として体系づけたのが村岡であることは衆目の一致するところであろう。しかし,いうまでもなく日本思想史学の誕生と展開は,村岡個人の孤立した営みであったわけではない。村岡は,いかなる学知に基づき,どのような知的環境や時代状況のなかで日本思想史学を構築したのであろうか。言い換えると,村岡の日本思想史学を準備した知的条件は一体何だったのだろうか。
ここ20年ほどの間に村岡研究は格段に進展し,波多野精一,河野省三,平泉澄ら同時代の人物との比較分析も進んでいるが,検討すべき同時代の研究者,学知,思想潮流はまだまだ残されている。例えば,津田左右吉,和辻哲郎はいうまでもなく,明治期に姉崎正治によって確立する宗教学,井上哲次郎の漢学三部作や国民道徳論,そして大正期に台頭する「新しい歴史学」である西田直二郎や竹岡勝也らに代表される文化史,柳田国男によって提唱される民俗学,マルクス主義歴史学,さらには昭和期の国体論などが,代表的な例といえよう。これらと向き合うなかで,果たして日本思想史学はどのような展開を示したのだろうか。
本シンポジウムの意図としては,村岡に即して日本思想史学の誕生を確認し,その展開を同時代の歴史のなかで考えることにあり,以て近代の日本思想史学のたどった軌跡を,近代の歴史のなかに位置づけ,私たちの現在地を再確認するとともに将来を展望したい。
当学会の会計年度は,10月1日〜翌年9月30日です。したがって,現在は 2023年度(2023年10月1日〜2024年9月30日)中ということになります。
本年度分の会費は,既に多くの方々から納付していただきました。どうも有難うございました。未納の方は,(それ以前の年度の会費も未納の場合はその分もあわせて),すみやかに納入してください。会費納入用の郵便振替口座は下記のとおりです。
ゆうちょ銀行※ 2020年度請求分より年会費は
常勤職にある会員 7,000円
常勤職にない会員 5,000円
海外在住会員 5,000円
団体会員 3,500円
です。
※ ゆうちょ銀行は,2022年1月17日より一部料金を値上げしました。これにより,窓口でもATMでも,会費の払込を現金支払いにすると通常の料金の他に加算料金110円がかかるようになりましたから,ご注意ください。
※ 請求書で指定しております郵便振替払込用紙以外に,電信振替による学会口座への入金も受け付けます。
ただし,公費での処理を予定している方は,電信振替が事務手続き上,認められるか,事前に所属先にお問い合わせください。学会として関知しません。
新入会員の最初の会費,住所や所属先など会員情報の変更をともなう場合は,必ず郵便振替払込用紙を使って納付してください。
なお,2021・2022年度分の会費が未納の方には,2023年度末(2024年9月30日)発行予定の『日本思想史学』第56号はお送りいたしません。また,今年度分を含め3年分会費を滞納された方は,会則第4条に基づき,総務委員会の議を経て,3年目の年度末(9月30日)をもって退会扱いとなりますので,ご注意ください。
@連絡先の変更,学会へのお問い合わせ等は,事務局宛に電子メールまたは郵便(葉書・封書等)でご連絡ください。電話・FAXは受け付けておりません。
A事務局では会員メーリングリストを運用しております。下記の方々は,ご確認ご検討のほど,よろしくお願い致します。
(1)そもそも名簿にメールアドレスを登録されていない方
・メール受信をご希望の方は,下記の事務局アドレスまでお知らせください。
(2)名簿にメールアドレスを登録済みだが,受信できていない方(受信した覚えがない方)
・「迷惑メールボックス」に入ってしまっている恐れがあります。
・受信自体を拒否されている場合もあります。今一度,設定をご確認ください。必要に応じて再登録を行いますので,下記の事務局アドレスまでお知らせください。
(3)現在受信しているメールアドレスをあまり利用していない方
・希望に応じて他のメールアドレスの再登録を行いますので,下記の事務局アドレスまでお知らせください。
事務局アドレス()
*会員メーリングリストへのアドレス登録,更新,削除はすべて事務局が行います。メールアドレスに変更が生じた際は,新しいアドレスで再登録いたしますので,ご一報ください。
B現在,事務局ではペーパーレス化を進めております。この『ニューズレター』は,夏季号も冬季号も,学会ウェブサイト上での公開と会員メーリングリストでの配信のみを原則とします。なお従来どおりの郵送希望の場合は,下記の事務局住所まで,その旨を郵便(葉書・封書等)でお知らせください。
C入会手続は初年度の会費の納入をもって完了します。入会承認のお知らせの後,すみやかに初年度分の会費を納入してくださいますようお願いします。