会 場 同志社大学今出川校地新町キャンパス 日 程 11月5日(土)第1日 大会参加費 :1000円(事前振込) ◆シンポジウム「人と動物のかかわりの思想史」(13:00〜16:30)(一般公開) 会場: 臨光館301教室 司会 尾原 宏之(甲南大学) 発表者 真辺 将之(早稲田大学) 板東 洋介(筑波大学) 伊藤 由希子(日本女子大学) コメンテーター 加藤 みち子(武蔵野大学) 長 志珠絵(神戸大学) ◆総 会(16:50〜17:20)※今年度は懇親会を開催いたしません。 11月6日(日)第2日 ◆研究発表・パネルセッション(終日) ◆「思想史の対話」研究会(14:00〜17:00)(一般公開) 会場: 臨光館204・205・301・302教室 ※時間は目安です。確定的な時間,研究発表・パネルセッションの詳細等は,大会プログラム(10月中旬学会HPに掲載予定)でお知らせ致します。 ※参加費は9月30日までに大会実行委員会の振込用紙にてお振り込みください。なおこれ以降は口座を閉鎖し,当日支払いとなります。 |
過去2大会はオンライン開催となりましたが,本年度の大会は,2019年度大会(於茨城大学)以来,3年ぶりに対面で開催いたします。ただし,以前の運営方法,形態と異なる点がございます。
第一に,紙媒体で発送していた大会プログラムと要旨集をオンラインで公開します。詳しくは,10月中に学会のメーリングリストを通じて,皆様にお伝えする予定です。紙媒体によるご案内はございませんのでご注意ください。なお,メーリングリストは昨年度より既に運用が始まっております。現時点でメーリングリストを通じた各種の連絡が届いていない方がおられましたら,学会事務局にお問い合わせください。
第二に,上記の変更に伴い,大会参加費を従来の2500円から1000円に引き下げます。ただし,この金額は既に大会実行委員会より皆様にお送りしている振込用紙(大会開催案内と同封)による事前納入の場合に限ります。当日払いは2000円となりますのでご注意ください。
第三に,「思想史の対話」研究会を大会二日目に開催いたします。
第一,第三点については,オンライン開催となった過去2大会で初めて導入された運営方法,形態です。このように,オンライン開催時の取り組みの一部を本大会でも継続いたします。
最後に,通常であれば,11月の京都は観光シーズンです。そのため,開催日の間近になると,主な宿泊場所の空きがほぼなくなり,なおかつ,宿泊料金も驚くほど跳ね上がります。遠方から大会にご参加を検討されている方は,お早目に宿泊場所の手配をお願いいたします。11月5・6日に皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
熟さぬタイトルになってしまった。以下,その狙いを簡単に述べたい。
SNSにおける最強のコンテンツは何か。猫である。「かわいい猫ちゃん」の画像や映像に日々癒されているという方も(私を含めて)少なくないのではないか。だが,こうしたペットや動物に対する偏愛は「現代」という時代の思想史的特徴である可能性がある。真辺将之『猫が歩いた近現代 化け猫が家族になるまで』(2021)は,猫に対する「まなざし」が歴史的に大きく変遷を遂げたことを示す。これはおそらく他の動物についても大なり小なり言えることだろう。
他方,「獣の話をすると,小さな頃を思い出して楽しくなる」と述懐する柳田國男は「小児が獣の話を愛する癖」について指摘する。それは,柳田によれば,はるか古の狩猟時代,それが「老幼共同のたった一つの話題だった時代」の「遺物」なのだという(『孤猿随筆』,1939年)。柳田にとって,動物の話題にまつわる懐かしさは,人類最古の「共同生活」の古層に触れているのである。
変化に注目するか,持続に着目するか。いずれにせよ,動物とのかかわりという切り口は,「文書がいささかも伝えようとしなかった生活」にも歴史がある如く,「記憶のない所にも歴史がある」ことを改めて思い出させてくれる(『孤猿随筆』)。文字を持たない民に歴史があるように,やはり豚にも歴史はある。柳田はそう言いたかったのではないか。
目を再び現代に転ずれば,動物ないしその表象は単にわれわれの無聊を慰めるだけの存在ではない。それは今や,最も有名な地方公務員(くまモン)であり,現代最強国家の外交的武器の一つである(家永真幸『国宝の政治史 「中国」の故宮とパンダ』,2017年)。人と動物のかかわりの思想史を本学会大会テーマとして探求することの社会的意義もまた決して小さくはないはずである。
昨年度の大会シンポジウムは,人と動物の境界線を問い直す進化論を扱うものであった。その意味で今年度のシンポジウムともゆるやかに連続していると言える。昨年同様の活発な議論を期待したい。
当学会の会計年度は,10月1日〜翌年9月30日です。したがって,現在は 2021年度(2021年10月1日〜2022年9月30日)中ということになります。
本年度分の会費は,既に多くの方々から納付していただきました。どうも有難うございました。未納の方は,(それ以前の年度の会費も未納の場合はその分もあわせて),すみやかに納入してください。会費納入用の郵便振替口座は下記のとおりです。
ゆうちょ銀行※ 2020年度請求分より年会費に一部変更があります。
常勤職にある会員 7,000円(2,000円値上げ)
常勤職にない会員 5,000円(据え置き)
海外在住会員 5,000円(据え置き)
団体会員 3,500円(500円値上げ)
となります。
※ ゆうちょ銀行は,2022年1月17日より一部料金を値上げしました。これにより,窓口でもATMでも,会費の払込を現金支払いにすると通常の料金の他に加算料金110円がかかるようになりましたから,ご注意ください。
※ 請求書で指定しております郵便振替払込用紙以外に,電信振替による学会口座への入金も受け付けます。
ただし,公費での処理を予定している方は,電信振替が事務手続き上,認められるか,事前に所属先にお問い合わせください。学会として関知しません。
新入会員の最初の会費,住所や所属先など会員情報の変更をともなう場合は,必ず郵便振替払込用紙を使って納付してください。
なお,2019・2020年度分の会費が未納の方には,2021年度末(2022年9月30日)発行予定の『日本思想史学』第54号はお送りいたしません。また,今年度分を含め3年分会費を滞納された方は,会則第4条に基づき,総務委員会の議を経て,3年目の年度末(9月30日)をもって退会扱いとなりますので,ご注意ください。
@連絡先の変更,学会へのお問い合わせ等は,事務局宛に電子メールまたは郵便(葉書・封書等)でご連絡ください。電話・FAXは受け付けておりません。
A事務局では会員メーリングリストを運用しております。下記の方々は,ご確認ご検討のほど,よろしくお願い致します。
(1)そもそも名簿にメールアドレスを登録されていない方
・メール受信をご希望の方は,下記の事務局アドレスまでお知らせください。
・電子メールやインターネットを使用されない方は,従来どおりの郵送希望を受け付けます。その場合,下記の事務局住所まで,
郵送希望の旨,郵便(葉書・封書等)でお知らせください。
(2)名簿にメールアドレスを登録済みだが,受信できていない方(受信した覚えがない方)
・「迷惑メールボックス」に入ってしまっている恐れがあります。
・受信自体を拒否されている場合もあります。今一度,設定をご確認ください。必要に応じて再登録を行いますので,下記の事務局
アドレスまでお知らせください。
(3)現在受信しているメールアドレスをあまり利用していない方
・希望に応じて他のメールアドレスの再登録を行いますので,下記の事務局アドレスまでお知らせください。
事務局アドレス()
*会員メーリングリストへのアドレス登録,更新,削除はすべて事務局が行います。メールアドレスに変更が生じた際は,新しいアドレスで再登録いたしますので,ご一報ください。
B現在,事務局ではペーパーレス化を進めております。この『ニューズレター』は,夏季号も冬季号も,学会ウェブサイト上での公開と会員メーリングリストでの配信のみを原則とします。なお従来どおりの郵送希望の場合は,下記の事務局住所まで,その旨を郵便(葉書・封書等)でお知らせください。
C入会手続は初年度の会費の納入をもって完了します。入会承認のお知らせの後,すみやかに初年度分の会費を納入してくださいますようお願いします。