本年度大会は、愛知県日進市の愛知学院大学・日進キャンパスで執り行います。皆様どうぞ奮ってご参加ください。続報は、今後webサイト(http://www.kinjo-u.ac.jp/ajih2014/)等でご案内致します。
09:30 | 開場 | 09:30 | 開場 |
10:00 | 個別発表・パネルセッション | 10:00 | 個別発表・パネルセッション |
12:00 | 昼食 | 12:00 | 昼食 |
13:00 | 個別発表・パネルセッション | 13:00 | シンポジウム |
16:00 | 総会 | 15:30 | 閉会 |
17:00 | 懇親会開会 | ||
19:00 | 懇親会閉会 |
大会参加のお申込みは、2014年8月8日(金)までに先日送りました葉書(52円切手添付)か以下のwebフォームでお申し込みいただくとともに、先日送りました振込用紙にてお振込みください。なお、個別・パネル発表を希望される方は、次節の要領に従い、要旨等をお送りください。
→お申込みwebフォーム
http://www.kinjo-u.ac.jp/ajih2014/mail/
参加費
費目 | 金額 |
---|---|
大会参加費 | 2,000円 |
懇親会費 | 5,000円 ※当日のお申込みは6,000円となります。 |
弁当代(希望される方のみ)
10月25日分弁当 | 1,000円 |
10月26日分弁当 | 1,000円 |
以下の要領で、日本思想史学会2014年度大会における個別・パネルセッションの発表を受け付けております。ご希望の発表内容に合わせて、2014年8月8日(金)までに、web上に用意されたフォーマット設定済wordファイルを選び、下記申込みフォームより送信願います。
日 時 :2014年10月25日(土) 10:00〜17:00
および10月26日(日) 10:00〜12:00
研究発表:発表20分+質疑応答10分(発表時間には発表準備の時間を含みます)
パネルセッション:90分(1時間30分)または120分(2時間)
→お申込みwebフォーム
http://www.kinjo-u.ac.jp/ajih2014/mail/
2014年10月25日(土)、26日(日)、愛知学院大学日進校舎にて日本思想史学会大会を開くことになりました。日進校舎は、名古屋東部にある日進市にあり、遠方から来る方には、やや不便をおかけします。地下鉄東山線の最終駅・藤が丘駅からバスか、タクシーを乗っていただくことになると思います。郊外型大学の広いキャンパスなので、会員の方々が、学内で迷子になることをもっとも心配しております。キャンパスのあちこちに案内の学生に立ってもらうことにはなると思いますが、なにとぞご注意ください。
愛知学院大学には、日本思想史専門の学科はとくにあるわけではありません。また日本思想史を専攻する大学院生もおりません。下川玲子氏は、日本文化学科に属して思想史のクラスをもち、後藤致人氏は、歴史学科で近代史を教え、わたし林淳は、宗教文化学科で日本宗教史を講じております。3人の所属学科はそれぞれ違いますが、学科の垣根をこえて協力しております。とはいえ3人とも、思想史学会大会開催ははじめての経験であり、右も左もわからない状態です。不慣れな点も多々あり、ご不便をおかけするかもしれません。幸い、大会開催の経験がゆたかな桐原健真氏(金城学院大学)がそばにいて、多大な貢献をしていただいております。今回、ウェブ上での申込みは、桐原氏のIT能力があればこそできたものでした。申込み・要旨提出・振込の締切りを一元化してみましたが、これがよいかどうかは、検証が必要です。懇親会費を二段構えにして、振込を推奨しておりますが、これもよいかどうか。かえって不便になっていないか。ぜひ会員の方々のご意見を聞きせてください。 シンポジウムのほうは、副題に「思想史と歴史学の架橋」としましたが、これは思想史と文学研究の対話を主題にした昨年のシンポジウムを継承して、今度は歴史学との対話の可能性を考えてみたいと思いました。
10月25日、26日と日進校舎の会場にて、お待ちしております。よろしくご参集くださいますようお願い申し上げます。(2014年度大会実行委員長)
「死生」という言葉が広がったのは、1980年代以降、医療、ケア、ホスピス運動の現場であった。病院で死んでいく人びとにたいして、医療はケアを行ってこなかったという反省がそこにはあった。医療の現場における声が、脳死・臓器移植や生命倫理という社会問題の議論にひろがって、死生学という領域がはじまる。また多様な死生観への関心が生まれ、死を介して生が問い直されるようになった。
死生学とは別に、死が持続的に扱われてきた領域もある。戦死者の慰霊・追悼・顕彰の研究がそれであり、歴史学、民俗学、宗教学において蓄積されてきた。もともとは、靖国神社と国家との関係をどのように考えるべきかという問いがあった。靖国神社の問題は、敗戦後、さまざまな立場から議論がされ、今も継続している。かつては天皇制、国家神道と同じように靖国神社の存在は、日本特殊な現象であるという前提で語られてきた。しかし近年では、世界のどの地域でもある近代戦争における戦死者の問題であるという理解に変わって、比較研究へと確実に進んだ。「記憶」という言葉が語られるようになったのも、比較研究の潮流のなかであった。ここでは、遺跡や遺物への関心を通して、歴史学のなかに記憶の問題をとりいれた先駆的な羽賀祥二『史蹟論』(1998年)を参照しておきたい。
東日本大震災は、災害による大量の死の現実をもたらし、災害がもつ恐怖と危機的状況を痛感することになった。研究者がみずからの専門性を手放さずに、この震災後の状況に対し何ができるのであろうかという自問は、多くの研究者の心におこったのではないか。わだかまりをかかえ、無力であると即答する前に、みずからの専門性をたずさえて、媒介的に震災後の社会にかかわる方途も、人文学にはあるはずである。佐藤弘夫「祟り・治罰・天災―日本列島における災禍と宗教」(2012年)は、その意味で震災後の人文学がありうる方向をしめした貴重な論文である。震災によって生じた亀裂の間から姿を現した「異貌の時代としての近代」を相対化していく方向性が、この論文では示唆されている。
死や死者は、ふだんは個人的な次元でとらえがちだが、戦争死、災害死に直面すると、いかに社会的な存在であるかを再認識させられる。「死者を語る」ということは、どのような社会的な行為なのであろうか。大会シンポジウムのテーマ「死者の記憶―思想史と歴史学の架橋―」は、この「死者を語る」ことの意味を再考し、異なる分野の研究者間の議論を誘発する目的で企画されている。人文学のどの分野の研究者も、みずからの専門性をたずさえて「死者の語り」を語りはじめてもよい時期ではなかろうか。それは同時に、私たちが生きている世界を照らし出す縁となり、細分化している人文学の諸分野を架橋し、人文学の対話の可能性をさぐる試みにもなるであろう。
現在、日本思想史学会では、『日本思想史学』の電子化、公開事業の準備を進めております。この計画自体は、2007年度総会での承認を得まして、会員の皆様には、2007年11月発行の当会ニューズレターと2013年7月発行のニューズレターにて周知をさせていただきました。
但し、投稿規程を改定し、その内容を『日本思想史学』彙報にて全会員に周知した以前(第34号、2002年以前)の論文については、電子化、及びその公開を承認する権利が、各執筆者にあります。
そこで、この承認を得る作業について、当会では以下の手順で、作業を進めていくことに致しました。
以上の形で進めていきますので、会員の皆様にはご理解、ご協力いただけますよう、お願い申し上げます。
≪現行投稿規程周知以前(『日本思想史学』第34号、2002年以前)の論文執筆者の方々へのお願い≫
以上、会誌の電子化、及び公開事業についてのお知らせ、及び投稿規程改定前の論文執筆者の方々へのお願いにつき、皆様のご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
当会ホームページの「会員研究業績紹介」欄に載せる会員諸氏の研究業績を、学会事務局までE-mail、或いは葉書でお知らせください。その際、著者名(ふりがな)、論文・著書名、掲載誌(号数)、発行所、刊行年月を明記願います。
会費納入状況は依然として芳しいとは言えません。学会の安定した持続のためにも、会費納入をよろしくお願いします。
会費を納入する際には、下記の口座番号にてお振り込み下さい。(大会事務局は別口座になります・ご注意ください)。
(ゆうびん振込専用口座)3年をこえて会費を滞納された方は会則第四条に基づき、総務委員会の議をへて退会扱いとさせていただくことがあります。
また、過去2年分の会費を滞納された方には、学会誌『日本思想史学』の最新号第45号(2012年度分)をお送りしておりません。会費納入の確認後に送らせていただきます。なお請求年度以降の会費をまとめて納入していただいても結構です。