News Letter NO.30(夏季号) 2019年7月20日

2019年度大会開催案内

大会の概要と研究発表・パネルセッションの募集について

会 場 茨城大学水戸キャンパス(茨城県水戸市文京2丁目-1-1)

日 程

11月2日(土)第1日 大会参加費:2,500円(発表要旨集代を含む)

◆シンポジウム「中世から近世へ―16・17世紀の思想史的課題」

 会 場:人文社会科学部講義棟10番教室

 時間:13:00〜16:40 

司会  オリオン・クラウタウ(東北大学)

発表者

 前田 雅之(明星大学)

 下川 玲子(愛知学院大学)

 齋藤 公太(國學院大学)

コメンテーター(ディスカッサント)

 兵藤 裕己(学習院大学)

 アンナ・アンドレーヴァ(ハイデルベルグ大学)

◆総 会(16:50〜17:20)

◆懇親会(17:30〜19:30)

 会 場:大学会館(茨苑会館)

 懇親会費:5,000円(一般)・4,000円(学生・非常勤)

11月3日(日)第2日 

◆研究発表・パネルセッション(終日)

 会 場:人文社会科学部講義棟


※時間は目安です。確定的な時間、研究発表・パネルセッションの詳細等は、大会プログラム(10月中旬発送予定)でお知らせ致します。
※参加費、懇親会費ともに9月30日までに後日郵送されるの振込用紙にてお振り込みください。なおこれ以降は口座を閉鎖し、当日支払いとなります(参加費3,000円、懇親会費5,500円(一般)、4,500円(学生・非常勤))。

*応募要領(今年度から大きく内容を変更したところもあります。熟読の上、お申し込みください。)
 研究発表(発表25分、質疑応答15分)とパネルセッション(90分)を募集します。日本思想史学に関する未発表の発表で、十分な学術水準を有しているものとします。申し込み後に、発表要旨に基づくスクリーニングを大会委員会が行い、会長・総務委員会の議を経て、発表を認可するかどうかを申込者に通知します(9月初旬を目途に結果通知)。
 またパネルセッションの申し込みについては、以下の条件も満たすものとします。
 (1)パネルの代表者が会員であること。
 (2)少なくとも4名以上でパネルを構成し,3名以上が研究発表をおこなうこと。
 (3)パネルの構成員の半数以上が会員であること。
 (4)同一の機関に所属する構成員が2名を超えないこと。
 応募される方は、氏名、所属、住所、E-mailアドレス、発表時のパソコン使用の有無を明記の上、題目と要旨(研究発表は1200字以内、パネルセッションは2000字以内。テキストファイル)を期日までに、E-mailにて、下記の2019年度大会実行委員会にお送り下さい。その際、E-mailの件名は「2019大会発表」、「2019大会パネル」として下さい。また、印刷時の再現性を確認する為、題目と要旨をプリントアウトした原稿1部も、大会実行委員会に郵送願います。
                      応募締切:8月10日(土)必着

*参加申し込みと諸費用納入
 大会,懇親会への参加については,参加費等の納入をもってお知らせ下さい。開催準備の都合上,各種納入は,9月30日(月)までにお願い致します。納入は次の郵便振替口座宛にお願いいたします。会員の方は別途送付する振込用紙をお使いください。
                      郵便振替口座: 00260-1-141562
                      口座名称: 日本思想史学会2019年度大会実行委員会
 なお,上記の期日以降は口座を閉鎖いたしますのでご注意ください。また,出欠等連絡用の葉書は用いませんので御注意下さい。

※第2日は希望者に弁当を販売します(1,000円)。後日郵送されるの振込用紙にてお申し込み下さい。当日販売はいたしません。
※大会開催中に学内に利用できる託児施設はありません。水戸市内での民間保育園では休日の一時預かりをしているところもあります。詳しくは水戸市幼児教育課ホームページを開き、「市内の認可保育所(園)等一覧及び申込み状況 」のページをご覧下さい。
※宿泊施設は各自お早めにご予約下さい。
※最寄駅はJR水戸駅です。宿泊は水戸駅近辺で探されることをお勧めいたします。


<2019年度大会実行委員>――――――――

〒310-8512 茨城県水戸市文京2丁目-1-1  

茨城大学人文社会科学部(伊藤聡研究室内)

日本思想史学会2019年度大会実行委員会  

実行委員長 伊藤 聡

E-mail:

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2019年度日本思想史学会大会開催にあたって  大会委員長 大川真(中央大学)

2017・18年度の両年にわたり,日本思想史学会創立50周年記念シンポジウムが開催されました。様々な成果を得た一方で,現在の日本思想史研究が抱える課題も明らかとなりました。今年度からは通常の大会に戻ります。学会創立後,半世紀が過ぎた今,会員各位が蓄積された知見を遺漏なく披瀝しつつ,異なる学問的立場・方法をとる他者との対話を楽しむことが出来る,成熟した大会が開催されるように,微力ながら努めて参ります。

大会委員長として,私は,開催校の意向をできる限り尊重して,シンポジウムのテーマ設定,人選を行っていきたいと思っております。ですので今回のテーマ設定および主旨文の原案作成は,開催校の伊藤聡先生にお任せし,私からは,世代,ジェンダーのバランス,さらに海外からの研究成果も重視することだけを注文しました。本シンポジウムでは「中世から近世へ―16・17世紀の思想史的課題」というテーマを設定し,従来の研究で手薄であった中世から近世への転換期の思想に光を当てていきます。また今大会から大会規定を明文化し,スクーリニングを導入する等,大きな変更点もあります。大会規定を熟読の上,積極的に発表をお申し込みください。

2019年度大会は茨城大学が会場となりますが,私の記憶だと同校での大会開催は初めてかと思います。東京からも少し時間が掛かりますが,ぜひ多くの方にお足運び頂きたいと切に願います。

第5回「思想史の対話」研究会のお知らせ

 題 目:井上哲次郎とその時代
 日 時:2019年9月8日(日) 14:00-17:00
 会 場:愛知学院大学楠元キャンパス 薬学部1F会議室
 提題者:郭馳洋(東京大学大学院), 栗田英彦(南山大学), 杉山亮(首都大学東京大学院)
 申込み:不要

 薄々気付いている人も多いかもしれない。近頃,井上哲次郎に関する論考が増えている。?理由のひとつに,私たちが彼についてあまり知らないという点が挙げられよう。井上哲次郎は思想史学の道を開き,哲学を講じ,倫理を説いた。多くの後進を育て,幅広い出版にもたずさわっている。しかし,思想史学は村岡典嗣に,哲学は西田幾多郎に,倫理学は和辻哲郎に,「近代日本において最初の本格的な」という形容が送られるのが常である。多くの論争において論敵の側に賛辞が送られるのも常である。「イノテツ」という略称の含む軽微な軽侮とともに,彼はきちんと読まれることなく哂われている。?もちろん,この手の人物の「再評価」も近頃はやりの研究視角である。しかし,評価を云々する前に,まずは彼がいなかるコンテクストにおいて何を考えていたのかを知る必要がある。その試みは,彼の関わった広範な知の領域において,日本の近代とは何であったのかを問うこととも結びつくはずである。今回,若手の会にふさわしい報告者を迎え,井上哲次郎をめぐる対話の場を設けてみた。彼は一体何者なのか,私たちは彼に何を問うことができるのか。皆様のご参加をお待ちしております。
※「思想史の対話」研究会は、若手研究者の交流と議論の活性化を目的として、日本思想史学会総務委員会による運営のもとで、2015年度から始まった研究会です。
「思想史の対話」研究会幹事
石原和、島田英明、板東洋介

新入会員

 《個人会員》
 《団体会員》
(前回発行後以降、2019年6月30日まで。敬称略)

寄贈図書


会費納入のお願い

本会の会計年度は,10月1日〜翌年9月30日です。したがって,現在は,2018年度(2018年10月1日〜2019年9月30日)中ということになります。

2018年度分の会費が未納の方は,(それ以前の年度の会費も未納の場合はその分もあわせて),すみやかに納入してください。会費納入用の郵便振替口座は下記の通りです(大会参加費納入用の口座とは別の口座ですのでご注意ください)。

                      ゆうびん振込口座: 00920-3-196013
                      口座名称(漢字): 日本思想史学会
                      口座名称(カナ): ニホンシソウシガッカイ

なお,2016・2017年度分の会費が未納の方には,2018年度末(2019年9月30日)発行予定の『日本思想史学』第51号はお送りいたしません。また,3年分会費を滞納された方は,会則第4条に基づき,総務委員会の議を経て,3年目の年度末(9月30日)をもって退会扱いとなります。ご注意ください。

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