News Letter NO.28(夏季号) 2018年7月9日
2018年度大会開催案内
会 場 神戸大学六甲台キャンパス(兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
日 程 ※一部変更があります。ご注意下さい(2018.9.19記)
10月13日(土)第1日 大会参加費:2,500円(発表要旨集代を含む)
◆日本思想史学会創立50周年記念シンポジウム 第2回 総合テーマ「日本思想史学の現在と未来」
会 場:出光佐三記念六甲台記念講堂
時間:12:30〜16:00 終了時刻を変更しています
司会 末木文美士(国際日本文化研究センター名誉教授)・土田健次郎(早稲田大学)
古代から中世へ 報告者 冨樫進(東北福祉大学)
中世から近世へ 報告者 頼住光子(東京大学)
近世から近代へ 報告者 松田宏一郎(立教大学)
総括質問 佐藤弘夫(東北大学)・金津日出美(立命館大学)
◆総 会(16:10〜16:50) *開催時間が早くなりました
◆懇親会(17:30〜19:30)
会 場:社会科学系アカデミア館3階 レストランさくら
懇親会費:5,500円(一般)・4,500円(学生・非常勤)
10月14日(日)第2日
◆研究発表・パネルセッション(終日)
会 場:農学部B棟各教室
※時間は目安です。確定的な時間、研究発表・パネルセッションの詳細等は、大会プログラム(9月中旬発送予定)でお知らせ致します。
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※応募要領
研究発表(発表20分、質疑応答10分)とパネルセッション(全1時間30分)を募集します。応募される方は、氏名、所属、住所、E-mailアドレス、発表時のパソコン使用の有無を明記の上、題目と要旨(研究発表は600字以内、パネルセッションは1,200字以内。テキストファイル)を期日までに、E-mailにて、2018年度大会実行委員会にお送り下さい。その際、E-mailの件名は「2018大会発表」、「2018大会パネル」として下さい。また、印刷時の再現性を確認する為、題目と要旨をプリントアウトした原稿1部も、大会実行委員会に郵送願います。
応募締切:7月27日(金)必着
なお、今年度(本学会における2017年度)までの会費に未納分がある会員は発表資格を有しませんので、必ず応募前にお納め下さい。
※参加申し込みと諸費用納入
大会、懇親会への参加については、同封の振込用紙(ゆうちょ銀行払込取扱票)による参加費等の納入をもってお知らせ下さい。開催準備の都合上、各種納入は、9月10日(月)までにお願い致します。
(なお、これ以降は口座を閉鎖いたしますのでご注意ください。出欠等連絡用の葉書は用いませんので御注意下さい。)
※第2日の昼食は、各自ご手配をお願いいたします。会場近辺にはレストラン、カフェ、コンビニエンス・ストア等がございません。
※託児所については,神戸大学内保育施設(鳩ぽっぽ保育室)における「一時預かり」(業者斡旋)が可能です(料金は利用者負担)。利用を検討される方はメールでご連絡ください。なお学会を窓口とした申請のためお問い合わせ・お申込みは9月5日(水)で締め切ります。
※宿泊施設は各自お早めにご予約下さい。
※最寄駅は,六甲道駅(JR)・六甲駅(阪急)ですが,その近辺に宿泊施設はございません。神戸駅(JR)・三ノ宮駅(JR)・神戸三宮駅(阪急)近辺で探されることをお勧めいたします。
<2018年度大会実行委員>――――――――
〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1
神戸大学国際人間科学部 長志珠絵研究室内
日本思想史学会2018年度大会実行委員会
実行委員長 長 志珠絵
(担当:昆野)
Tel:078-803-7461
E-mail:
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2018年度日本思想史学会大会開催にあたって 長志珠絵(神戸大学)
2018年度の日本思想史学会大会は,10月13日(土)・14日(日)の両日,神戸大学の六甲台地区キャンパス(神戸市灘区,初日は経済・経営学部所在の六甲台第一キャンパス,2日目は文学部・農学部所在の六甲台第二キャンパス)にて開催の運びとなりました。同じく六甲台地区キャンパスの国際文化学研究科日本学研究室が中心となって準備いたします。
兵庫県での初開催となります。本学でも初の試みでありますとともに,キャンパス内に高低差があったり,また研究室の体制も極めて小規模ですので会員の皆様には何かとご不便をおかけすることもあると存じますが,ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
大会開催のお手伝いさせていただきます日本学研究室は,学際研究を旨とする国際文化学研究科のなかの一コースであり,「日本」を相対化する制度的学的な枠組みのなかで,学部の専門教育および院生教育にあたっております。50年の節目を迎え,「対立と調和」という総合テーマを掲げ,新しい開かれた「日本思想史」を模索する大会のあり方に深く敬意を表し,開催校として学ばせていただくとともに,本年度の大会もまた,諸学問分野の対話・交流を深める場となって斯学の発展に寄与することができればと願っております。
紅葉の季節にはまだ少し間がある10月の第2週,遠く神戸の海と街が一望できるキャンパスで,多くの会員の皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。
(2018年度大会実行委員長)
日本思想史学会創立50周年記念シンポジウム第2回 「日本思想史学の現在と未来」 高橋文博(就実大学)
2018年度大会シンポジウムは,日本思想史学会創立50周年記念として,2017年度シンポジウムと2大会セットとして企画しております。昨年度の第1回シンポジウムは,ホットなテーマを立てましたが,本年度は大きく趣向を変えています。
本年度の第2回シンポジウムは,日本思想史研究における国際的視点と現代社会へのメッセージ性を重んずる点で,第1回と共通しますが,日本思想史学の未来を展望する意味で,思想通史的視点のもと,過去の思想研究の現代における意義の検討を目指すこととしました。
日本思想の展開・転回の様相を,古代から中世,中世から近世,近世から近代へという三つの時期を対象として,当該時期の思想の現代的意義を含めた報告を求め,それをもとに討論することを企画しました。古代,中世,近世,近代の時代区分は,報告者の判断に委ねることとし,また,研究史を顧慮するにしても,基本的には,当該時期についての報告者自身の研究成果を期待しています。こうした思想の動態的側面に重く着目する報告により,現代におけるわれわれが,日本思想を未来に向けて捉え直す契機となるものと考えております。
(大会委員会)
日本思想史学会創立50周年記念シンポジウム第2回のプレシンポジウムの開催
日本思想史学会創立50周年記念シンポジウム第2回は,2018年10月13日(土)12時30分から,神戸大学において開催されますが,この大会シンポジウムの充実に向けて,下記のように,プレシンポジウムを実施することといたしました。
このプレシンポジウムは,報告,特定質問,司会の構成,および時間配分も,大会シンポジウムと同じで,開始時刻が30分遅くなるだけです。
会場は,100名ほど着席可能ですので,多くの会員のご参集をお願いします。
プレシンポジウム「日本思想史学の現在と未来」
日時 2018年9月16日(日)13時
場所 学習院大学 東京都豊島区目白1-5-1
北2号館(文学部棟)10階「第1会議室」
(大会委員会)
第4回「思想史の対話」研究会のお知らせ
題 目:近代神道再考
日 時:2018年9月5日(水)14:00〜17:00
会 場:立命館大学 衣笠キャンパス 清心館005
提題者:権東祐(圓光大学校),原田雄斗(一橋大学)永岡崇(大阪大学)
申込み:不要
日本思想史上の他のテーマと同じく,近年の神道研究も,対象と方法との両面で多様化の途を辿っている。「神」「神道」などの本質の論定をめざす研究に代わって,神をめぐるテクストや儀礼が,さまざまな時代背景や国際情勢下でいかに複雑な諸相を見せたかを明らかにせんとするアプローチが大勢を占めつつある。また研究手法の上でも,文学史や芸能史を横断する広い文化状況の中への神道事象の位置付けの試みや,政治社会の現場に即して神道の機能を捉えんとする社会史・政治史的な研究など,古典的な文献精読にとどまらない多様な手法が成果を挙げつつある。こうした「神道」研究の現況にかんがみ,多様な関心と方法論とを有する研究者が集い,各々の現状報告を兼ねつつ互いの問題意識や方法について「対話」を行うことはきわめて意義深いと考える。今回は特に現在の国内外の政治・社会状況に多大な影響を与え続けている近代神道に注目しつつ,研究者間の「対話」をはかりたい。
※「思想史の対話」研究会は、若手研究者の交流と議論の活性化を目的として、日本思想史学会総務委員会による運営のもとで、2015年度から始まった研究会です。
「思想史の対話」研究会幹事
石原和、島田英明、高山大毅、板東洋介
新入会員
《個人会員》
- 向 静静 立命館大学大学院(近世東アジア儒学圏における医書ネットワークに関する思想史的研究)
- 高野 毅久 東北福祉大学(日本人の歴史・思想・文化に根差した,日本語による精神科臨床のあり方の探究)
- 楽 星 東北大学大学院(日本思想史)
- 久保 隆司 国学院大学大学院(山崎闇斎の神道神学の構造と解釈について)
- 石 瑩 日本女子大学大学院(九鬼周造における人間論について:情緒の問題を中心として)
- コマストリ,キアラ 大阪大学大学院(山代巴の文学・社会運動)
- 山田 大生 学習院大学大学院(日本近代思想史)
- 北爪 夕貴 神奈川大学大学院(『万葉集』における世界観と神の表象)
- 山田妃奈乃 神奈川大学大学院(古事記神話にみる古代の倫理思想)
- 吉川 宜時 所属なし(本居宣長『古事記伝』の研究,日本思想史)
- 董 伊莎 関西大学大学院(古代日本・中国における災因論の比較)
- 陳 慧慧 関西大学大学院(江戸後期の遊歴詩人)
- 孫 東芳 関西大学大学院(近代日本女子教育)
- 李 瑞華 関西大学大学院(山崎豊子研究)
《団体会員》
(前回発行後以降、2018年6月10日まで。敬称略)
寄贈図書
- 西村玲『近世仏教論』(法蔵館,2018年)
- 大沢啓徳『柳宗悦と民藝の哲学:「美の思想家」の軌跡』(ミネルヴァ書房,2018年)
- 見城悌治,飯森明子,井上潤『帰一協会の挑戦と渋沢栄一:グローバル時代の「普遍」をめざして』(ミネルヴァ書房,2018年)
- 和崎光太郎『図録 近代日本の道徳教育』(京都市学校歴史博物館,2018年)
- 田澤晴子『吉野作造と柳田国男:大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」』(ミネルヴァ書房,2018年)
- 赤松徹眞編著『『反省会雑誌』とその周辺』(法蔵館,2018年)
- 田戸大智『中世東密教学形成論』(法蔵館,2018年)
- 高橋輝暁編著『人間形成としての教養』(春風社,2018年)
- 栄原永遠男,佐藤信,吉川信司編著『東大寺の思想と文化』(法蔵館,2018年)
- 柴田純『考える江戸の人々』(吉川弘文館,2018年)
- 諸点淑『植民地近代という経験』(法蔵館,2018年)
(前号発行以降寄贈分)
会費納入のお願い
本会の会計年度は,10月1日〜翌年9月30日です。したがって,現在は,2017年度(2017年10月1日〜2018年9月30日)中ということになります。
2017年度分の会費が未納の方は,(それ以前の年度の会費も未納の場合はその分もあわせて),すみやかに納入してください。会費納入用の郵便振替口座は下記の通りです。(大会参加費納入用の口座とは別の口座ですのでご注意ください)。
ゆうびん振込口座: 00920-3-196013
口座名称(漢字): 日本思想史学会
口座名称(カナ): ニホンシソウシガッカイ
なお,2015・2016年度分の会費が未納の方には,2017年度末(2018年9月30日)発行予定の『日本思想史学』第50号はお送りいたしません。また,3年分会費を滞納された方は,会則第4条に基づき,総務委員会の議を経て,3年目の年度末(9月30日)をもって退会扱いとなります。ご注意ください。
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