News Letter NO.35(冬季号) 2021年12月27日

2021年度日本思想史学会大会を終えて(大会実行委員長 大久保 健晴)

去る11月6日,7日にオンラインで開催された日本思想史学会2021年度大会は,おかげさまで,大変充実した研究大会となりました。会員の皆様のお力添えにより無事に終了できましたことを,感謝の意を込めて,ここにご報告いたします。

韓国,仙台,広島,京都,茨城,東京にそれぞれ研究・教育の拠点を置く登壇者がオンライン空間で一堂に会した,シンポジウム「進化・宗教・国家」では,最先端の研究成果が披露され,フロアの参加者とともに,非常に充実した討論が展開されました。また二日目の個別報告やパネルセッション,ならびに「思想史の対話」研究会においても,通常の学会と同様,活気あふれる学術的な討議がなされ,「まだまだ議論は尽きない」という余韻を残しつつ,来年の再会を期して閉幕となりました。

本年度は,完全なリアルタイム・オンラインでの実施でした。一部音声や画像が途切れる場面もありましたが,司会者の方々の冷静なご対応もあり,大きなトラブルなく終えることができました。海外からの参加や,子育て世代をはじめ土日も忙しい研究者(これはほぼ全ての会員に当てはまります)の出席が容易であったことなど,大会を通じて会員の皆様から,オンラインで学術会議を開催することのメリットを様々な形でお伝えいただきました。コストの面でも,低予算での実施が可能となりました。

その一方で,この約2年を通じてオンライン会議に慣れてきたとはいえ,司会者,報告者,討論者の方々をはじめ多くの参加者の皆様に,通常とは異なる大会形式のため,精神的・物理的なご負担をおかけしました。この点につきまして,大会実行委員長として誠に申し訳なく,心よりお詫び申し上げます。さらに,対面で相手の顔を見て,会場の空気や息遣いを感じながら学問的討議を行うことの重要性はもちろんのこと,会議終了後の立ち話や懇親会の場が貴重であることなど,キャンパス開催の意義も再認識されました。

コロナ禍を奇貨として,技術革新による新たな可能性も視野に入れながら,研究大会の本質的な価値について改めて考える機会になればと願っています。来年度,どのような形式で大会が実施されるのか,現時点ではわかりませんが,今回の2021年度大会を通じて経験し身に着けたスキルは,学会共有の財産として次期大会実行委員長にお伝えする所存です。

最後になりますが,オンライン開催に伴い,大会委員長の河野有理会員をはじめとした大会委員の皆様には,事前に何度も準備や協議を行うなど,多大なるご負担をおかけしました。前大会委員長であり今大会の実行委員である大川真会員は,大会特設ページを作成してくださり,様々なご助言をくださいました。同じく実行委員の小川原正道会員にも,貴重なサポートをいただきました。さらに,メーリングリストの活用など,学会事務局との連携は不可欠でした。大会開催にご尽力いただいた全ての会員の皆様に,厚く御礼申し上げます。

2021年度日本思想史学会大会参加記(岡山大学 本村 昌文)

ここ3年ほど,諸事情で大会に参加できない状態が続いていたため,久しぶりの大会参加となった。昨年度に引き続き,今年度もオンラインでの開催ということであったが,私の参加した範囲では,ほとんど問題も生じず,大過なく学会を開催することができたというのが率直な感想である(シンポジウムで一時的に報告者とオンラインが断絶する状況が生じたが,オンラインによる開催ではこうした事態を100%回避することは現時点では不可能なので,トラブルには相当しないと私は考えている)。

第1日目のシンポジウムは「進化・宗教・国家」というテーマで,3名の報告者,2名のコメンテーターで構成されていた。近代日本における進化論の受容をめぐる諸問題をめぐって,緻密かつグローバルな視点から報告がなされ,また丁寧かつ議論を深化させるコメントによって,近代日本の思想史を本格的には研究していない私にとって,様々な刺激を受けたシンポジウムであった。欲をいえば,シンポジウムでの質疑応答の最後の方でコメンテーターより提案された「東アジアにおける進化論」という点をめぐって,報告者,コメンテーターのお考えや構想をもう少しお聞きすることができればと感じたが,これはまた別の何かの機会に企画されればと思う。

第2日目は,途中からの参加になってしまったが,第一部会で研究発表を拝聴した。神道,出版,水土論,平田篤胤,水戸学など多様な報告内容,また活発な質疑応答に接することができた。そうしたなかで,あらためて感じたのは,個々の資料の解釈,捉え方の大切さである。当然といえば当然であるが,1次資料なくして研究発表は成立しない。その資料をどのように読み,解釈し,自らの論を説得力のあるものとして提示できるか,いろいろ考えさせられる時間であった。これに関連して,pptでの資料作成をはじめ随所に工夫のなされた発表に接することができた。1次資料を引用し解釈を示すことは発表の基本であるが,それをどのように提示するのかについては,今後さまざまな工夫がなされていくであろうし,またそうした試みがますます重要になってくるのではないかと感じられた。

最後に,大会全体の時間的なスケジュールについて,オンライン開催のため予想されるトラブルに備え,時間的な余裕もたせていたことは,個人的にはたいへんよかったのではないかと思っている。第1日目のシンポジウムでも,ほぼ時間通りに終えることができており,また第2日目の研究発表においても,発表と発表の間に10分間のゆとりがあることで(午後の部では2つの発表の後に20分のゆとりが設けられていた),パソコンからいったん目を離し,目を休めたり,体を動かしたりすることができ,身体的に負荷がかかることが軽減されたように感じる。今後,オンラインでの開催によって積み上げられた経験値をもとに,学会やシンポジウム等の新たな開催方法を模索していく必要性をあらためて感じた大会であった。

第15回日本思想史学会奨励賞授賞について―選考経過と選考理由―(奨励賞選考委員会)

[第15回日本思想史学会奨励賞受賞作品]

【論文部門】
【書籍部門】

[選考経過]

第15回日本思想史学会奨励賞は,例年どおり,ニューズレターおよびホームページを通じて公募した。それに学会誌『日本思想史学』第52号掲載の投稿論文で奨励賞の資格を満たしたものを加え(選考規程第5条),それらを【論文部門】と【書籍部門】とに分けて選考を行った。

選考委員全員で慎重に審査を行った結果,全会一致で,上記著作への授賞が決定した。


[「近代神道史のなかの「神道私見論争」―― 国民的「神道」論の出現」選考理由]

本論文は,柳田國男「神道私見」の発表をきっかけに,1918年,柳田と河野省三との間で起こった論争に関して,新たな分析と位置づけを行ったものである。従来,この論争は柳田民俗学の形成史のなかで理解されてきたが,近代の神道史の文脈に照らしながら再解釈を行うところに,渡氏の独自の発想がある。その視座に基づいて第一に,柳田・河野の両者がともに,明治政府による「神社非宗教論」を前提としながら,神社神道について,「国民生活」と結びついたものとしての新たな意味づけを試みたことを明らかにした。そして第二に,柳田が論争を通じて,河野や神職たちと異なる「国民」像を提起したことを指摘し,近世国学との関連を展望した。以上の二点において,本論文は奨励賞にふさわしいすぐれた業績である。

[『「ぞめき」の時空間と如来教 ―― 近世後期の救済論的転回』選考理由]

本書は,19世紀初頭の名古屋で始まった如来教の歴史的な展開と意義を明らかにすることを通じて,民衆宗教研究に新たな可能性を提示した。名古屋の都市空間,他の信仰との共存という環境のなかに如来教を位置づけて分析し,近世宗教史・思想史との連関を解明することに成功している。

そこで明らかになるのは,近世後期の宗派仏教・民俗宗教(秋葉講など)・民俗信仰と如来教が,同じ救済論の課題を共有しながら登場してきた過程である。そこでは「つとめの方法への問い」に関して,身体実践から心の状態へと,重点の変化が宗教の違いをこえて進んでいた。近年の近世仏教史,宗教社会史,身分的周縁論などの成果を広くとりいれることで,近世・近代移行期の思想史像の再構築をも展望した,すぐれた著作と評価できる。

[『躍動する「国体」―― 筧克彦の思想と活動』選考理由]

大正期から昭和戦前期にかけて国体論者として活躍した憲法学者,筧克彦に関して,その生涯と著作を包括的に検討した,現在の研究の到達点を示す力作である。著者は,筧の提唱した国体論・「古神道」論が,大正期のデモクラシーの進展に対抗するために,仏教研究への沈潜をへて国体論に宗教を導入することで,国家を「共感の共同体」として再構成しようとする試みであったと位置づける。

思想形成の内在的な分析に加えて,さらに筧の実践活動についても綿密に調査したところに本書の特色がある。皇族や政治家への働きかけとともに,「やまとばたらき」と呼ばれる体操や,御誓文を刻んだ「誓の御柱」の建設運動など,大衆にむけた普及活動,さらに神社行政・植民地政策との関わりを明らかにした。当時における思想と社会との関係について,多方面からの検討を重ねた分厚い思想史叙述と言える。

[『儒教儀礼と近世日本社会 ―― 闇斎学派の『家礼』実践』選考理由]

近世日本社会と儒学との関係について,従来の研究では,科挙が行われないため儒者は身分的周縁にとどまり,儒礼も普及していなかったことが強調されてきた。しかしその状況下で朱熹の『家礼』に旺盛な関心を示し,その喪祭礼を実践しようとした,浅見絅斎や蟹養斎といった山崎闇斎学派の儒者たちに本書は焦点をあて,未公刊の写本を含む多くの史料を手際よく利用しながら,その実践の詳細と意味を明らかにした。

著者の研究によれば,社会に儒教的な制度が存在しなかったからこそ,この儒者たちはむしろ,みずからがなし得る社会改良と,身分表示の手段として,熱心に『家礼』を実践しようとしたのだった。また,『家礼』の実践をめぐる彼らの構想は,日本の状況への追随ではなく,朱熹の議論を吟味しながら,仏教との部分的な共存をめざすものであった。こうした諸点を明らかにし,さらに「東アジア思想史」への広がりを示した,すぐれた研究である。


受賞に際しての所感(佛教大学大学院 渡 勇輝)

このたびは過分にも第15回日本思想史学会奨励賞の論文部門に拙稿を選出していただき,身に余る光栄に存じます。選考の労をとっていただきました先生方ならびに事務局の皆様に,心より御礼を申し上げます。

受賞のお知らせをいただいた際は,喜びよりも驚きの方がはるかに大きく,今もなお身の引き締まる思いでいっぱいです。

拙稿は非常に粗削りな内容ですが,「国民」とはなにか,「神道」とはなにかという問いは,近代日本に生きた多くの人々が,否応なく問題として突きつけられながら,それは時代のなかでつねに揺れ動き,新たな歴史像や社会像を描こうとしてきました。その意味で,拙稿が取り上げた「神道私見論争」には大正期の問題が凝縮されており,論争における平行線こそがすぐれて時代の課題を表出するものとして再考できるものと考えられます。拙稿がその機微にどこまで触れ得たかは未熟というよりありませんが,受賞は今後の研究に対して期待を込めていただいたものと受け止め,さらに見識をひろげて精進したく存じます。

私は,やや遠回りをしてから学問の世界に入りました。この道に進むことの迷いもありましたが,指導教員の斎藤英喜先生は,学問を始めるのに遅いなんてことはないと励ましてくださり,ようやく研究の扉を叩く決意ができました。私の研究人生は斎藤先生の導きによるところが大きく,まずもって御礼を申し上げたいと思います。また,立命館大学の日本思想史研究会をはじめ,先輩諸氏や同学の皆様にも恵まれ,研鑚が続けられる環境にあることは非常な幸福であり,お世話になりました全ての方々からの学恩に感謝いたします。そして,不慣れな論文投稿の過程で,真摯に対応してくださった編集委員の先生方,また校正の労をとっていただきましたぺりかん社の藤田啓介様,まことにありがとうございました。

このたびの受賞を励みに,さらに研究を進めていく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど,何卒よろしくお願い申し上げます。

受賞に際しての所感(立命館大学 石原 和)

このたびは拙著『「ぞめき」の時空間と如来教 近世後期の救済論的転回』を日本思想史学会奨励賞に選出していただき,大変光栄に思います。選考の労をとっていただいた先生方,大学院で指導してくださった桂島宣弘先生と神田秀雄先生,本書の刊行にご尽力くださった法藏館の戸城三千代様に,心より御礼申し上げます。

拙著は,1800年前後に登場した如来教を,三業惑乱や秋葉信仰の興隆など,それと同時代の宗教動向の中において再評価したものです。従来の教祖や教団という枠組を流動化させ,複数の信仰が接触する場に如来教が生成したことに注目し,他の宗教動向を自らの中に織り込みながら生成していく様を明らかにしました。

振り返れば,すでにやり尽くされ,また進むべき方向性を見失った感のあった民衆宗教研究の中で,いかなる事例や分析方法によって研究を切り拓いていけるのか,長い間,藻掻き苦しんできました。その中でようやくたどり着いたのが,民衆宗教の展開を宗派の枠を越えて,同時代的な宗教連関の中に捉えていくというものでした。拙著はその模索の末になったものです。刊行後も不安に思うことがありましたが,このように奨励賞を与えられたことは,研究の方向性を公的に評価していただいたという意味において,大変励みとなりました。

拙著では,如来教研究,民衆宗教研究のみならず,宗教・思想に関わるより広い研究領域に向けて問題提起をしたつもりです。しかし,力及ばず,むしろ研究の方法面,分析面,内容面における未熟さが露見することとなりました。いただいた意見や批判に真摯に向き合いながら,研究を深め,少しでも日本思想史研究の発展に寄与できるよう,今後とも努めてまいりたいと思います。

蛇足となりますが,拙著で取り上げた救済の模索の中で生じたことばは,近世後期の社会変容の中に生きた人々が自らの生に必至と向き合う思想過程に紡ぎ出されたものでした。コロナ禍でこれまでの「普通」が崩壊していく狭間に身をおきながら,今,改めて救済を求めた発せられたことばの迫力を噛み締めています。歴史学に関わるものとして,その意味をどう拾い上げていくべきかを問い続けながら,新たな研究へと歩を進めていきたいと思います。

受賞に際しての所感(立命館大学 西田 彰一)

このたびは第15回日本思想史学会奨励賞の受賞という栄誉を賜り,大変光栄に存じます。選考の労をとっていただいた委員の皆様はじめ関係者各位にお礼申し上げます。また,本書の執筆に際してお世話になった方々にも感謝申し上げます。

『躍動する「国体」――筧克彦の思想と活動』は大正・昭和戦前期の著名な国体論者でありながら,これまで「神がかり」と揶揄されてまともに扱われてこなかった筧克彦の思想と活動を明らかにし,当時の大正・昭和戦前期の国体論の内実に迫るというものでした。そして,天皇と国民の一体化を説き,その国体の秩序の維持のために,国家への宗教的信仰を可能にする理論と実践を確立しようと考え,奔走した筧の思想と活動を明らかにしました。

私の研究手法としては,単に筧が頭で考えた思想だけでなく,その思想に基づいてどのように活動を展開したのかについて探り,筧のテクスト以外の史料をなるべく広く用いて分析するというものです。また,日本史学や法学,宗教学,神道学,文学などさまざまな学問分野の研究成果を取り入れて,できるかぎり丁寧に筧の実像をあきらかにしようと試みました。筧という人物は法学者でありながら,神道と法学の理論を統合し,独自の国体論を唱えた人物であり,非常に多彩な活動をした人物です。そのため,これらの思想や活動を,筧におもねることなく,客観的に分析するのは非常に骨が折れましたが,様々なディシプリンを受け止めるだけの広さがある思想史研究は分析手法としては最適でありました。そしてこうした筧をとおした大正・昭和戦前期の国体論の研究を博士論文にし,さらにこれを書き直して学術書として出版できたときは,思想史学を研究してきて本当に良かったと思いました。

ただ,ここまでは私個人の自己評価に大きく依存するところで,私の手を離れた著書がどのような読まれ方をするのか,日の目を見ることがあるのか,という不安がないわけではありませんでした。しかし,このたび,日本思想史学会奨励賞をいただくことができ,私がこれまで取り組んできたことは,決して無駄ではなかったと報われた気持ちになりました。  とはいえまだまだ未熟者ゆえ,本書には至らぬ点も多々あるかと存じます。批判については真摯に受け止めつつ,今後も研究に邁進し,研鑽に励みたいと思います。今後とも皆様のご指導どうぞよろしくお願いします。

受賞に際しての所感(日本学術振興会特別研究員PD 松川 雅信)

このたび,第15回日本思想史学会奨励賞(書籍部門)という栄誉ある賞を賜り,大変光栄に存じます。まずはこの場をお借りして,選考の労を執ってくださった本会委員の先生方,これまで様々な場面でご指導,ご助言を頂戴し,お力添えをいただいてきた諸先生方,そして拙著の刊行に際して種々のご尽力をいただいた関係各位に,心より厚く御礼申し上げます。

拙著『儒教儀礼と近世日本社会――闇斎学派の『家礼』実践』はそのタイトル通り,山崎闇斎学派の儒者達を素材とすることで,朱熹著『家礼』に載る儒教儀礼の受容・実践の様相を,それが置かれた近世日本社会との関わりにおいて,少しく検討したものです。近世日本の儒教儀礼を扱った研究は,未だ必ずしも多いとはいえません。ましてや,それを近世社会との関わりにおいて検討した拙著は,ある意味特殊な研究といえるのかもしれません。

ただ,拙著が素材とした闇斎学派,あるいは近世儒学思想史という研究分野そのものは,これまで本会の先生方が最も多くの成果を蓄積させてきた,伝統ある研究分野の一つだと思っております。それゆえ私は入会以来,本会を自身にとっての「ホームの学会」と勝手に位置づけて親近感を持つ他方,果たして自身の研究がそうした分厚い蓄積と伝統を前に通用するのだろうか,といった不安を常に抱えながら研究を続けてきました。幸いにもこのたび,奨励賞を受けさせていただいたことで,自身がこれまでやってきたことは,大筋においては間違いではなかったのだと,正直安堵することができました。そうした意味においても,このたびの受賞を大変嬉しく思っております。まことにありがとうございます。

もちろん,拙著はこれまで自身が行ってきた研究に関する精一杯の達成であるとはいえ,これで研究のすべてが完成したわけではありません。既に,拙著に未だ不足している論点や,今後あり得べき研究の広がり,方向性等について,様々な方々から貴重なご指摘を頂戴いたしております。それらに鑑みつつ,これからもより一層の研鑽に努めていく所存です。今後とも,何卒よろしくお願い申し上げます。


第16回 日本思想史学会奨励賞募集要領 (2021年12月1日、日本思想史学会)

こちらをご覧ください。

日本思想史学会奨励賞選考規程(2020年11月7日、評議員会決定)

こちらをご覧ください。

編集委員会より

『日本思想史学』第54号掲載論文の投稿を,下記の要領にて受け付けます。今回,提出物と投稿締切について,大きな変更を行っておりますので,くれぐれもご注意ください。「投稿規程」に沿わない原稿は,査読の対象外とすることがありますので,規程を熟読のうえご投稿ください。多くの投稿をお待ちしています。

〈投稿規程〉

こちらをご覧ください。

大会委員会より

2022年度大会は2022年11月5日(土)・6日(日)に同志社大学新町キャンパスを会場として開催します。ただし,日程や場所については変更の可能性がありますこと,あらかじめご承知おきください。変更がある場合には公式ウェブサイト等で速やかにお知らせいたします。

なお,2022年度大会での発表を申し込める者の資格は次の通りといたしますので,ご留意ください。

〈2022年度大会発表申込資格について〉

2022年度大会において発表の申し込みができる者は,2021年度(2021年10月〜2022年9月)分までの会費を完納した会員,または2022年4月末日までに日本思想史学会事務局へ入会届を提出し,その後に総務委員会による入会承認を得て,発表申し込みまでに2021年度分の会費を納入した新入会員とする。上記の申請資格を持たない者からの発表申し込みは、一切受け付けない

総会報告

2021年11月6日(土)に開催された2021年度総会において,下記の事項が承認または決定されましたので,お知らせいたします。

【2020年度事業報告】

総務委員会(2020-21年度会長)
編集委員会(2020-21年度編集委員長)
大会委員会(2020-21年度大会委員長)
事務局(事務局長)

【2020年度決算報告・会計審査報告】(事務局長・監事)

【2021年度事業計画案審議】(事務局長)

【2021年度予算案審議】(事務局長)

【会員メーリングリストの運用】(事務局長)

【会則の変更:学会英文名称改正】(会長)

【第15回日本思想史学会奨励賞授賞作品発表】(会長)

【学会現況】(2021年10月1日時点)

【2020年度決算】
《収入》
  決算額 予算額
会費収入 2,574,230 2,495,460
刊行物売上金 57,420 70,000
前年度繰越金 2,656,204 2,656,204
その他 129,574 1
5,417,428 5,221,665
《支出》
  決算額 予算額
大会開催費 400,000 400,000
学会誌発行費 945,016 1,000,000
事務局費 199,198 300,000
HP管理費 69,880 70,000
「思想史の対話」研究会開催費 100,000 100,000
委員会経費 0 200,000
幹事手当 600,000 600,000
名簿作成費 66,000 50,000
予備費 2,501,665
次年度繰越金 3,037,334 -
5,417,428 5,221,665
【2021年度予算案】
《収入》
会費収入 2,465,500
刊行物売上金 70,000
前年度繰越金 3,037,334
その他 1
5,572,835
《支出》
大会開催費 400,000
学会誌発行費 1,000,000
事務局費 300,000
HP管理費 70,000
「思想史の対話」研究会開催費 100,000
委員会経費 200,000
幹事手当 600,000
予備費 2,902,835
5,572,835

新入会員

≪個人会員≫

受贈図書

会費納入のお願い

郵便でお送りしました請求書のとおり,会費の納入をお願いします。同封した青色の振替払込用紙(払込取扱票)を,お近くの郵便局にてお使いください。払込用紙が見当たらない場合は,下記の口座に払込ください。払込料金はご負担いただいております。

                      ゆうちょ銀行
                      振替口座記号番号: 00920-3-196013
                      口座名称(漢字): 日本思想史学会
                      口座名称(カナ): ニホンシソウシガッカイ

既に多くの方々から納入していただきました。どうも有難うございました。

※当会の会計年度は,10月1日〜9月30日です。したがって,2021年度は2021年10月1日〜2022年9月30日となります。ご承知おきください。

※なお、3年をこえて会費を滞納された方は会則第4条に基づき、総務委員会の議をへて退会扱いとなります。

※2020年度請求分より年会費に一部変更があります。

となっております。ご注意ください。

※ゆうちょ銀行は,2022年1月17日より,一部料金を値上げします。窓口でもATMでも,会費の払込を現金支払いにすると,加算料金110円がかかるようになりますから,ご注意ください。通帳またはキャッシュカードを利用して,ゆうちょ口座から支払う場合は,料金に変更ありません。詳しくは郵便局・ゆうちょ銀行までお尋ねください。

事務局より

過去のニューズレター

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