特集〈2007年度大会シンポジウム〉「日本思想史の問題としてのキリシタン――思想と暴力」 | |
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キリシタンをめぐる問題にいかにアプローチするか | 佐久間 正 |
近世国家の宗教編成とキリシタン排撃 | 大桑 斉 |
キリシタンと「殉教」の論理――キリスト教伝来の意味と殉教への道―― | 五野井 骼j |
聖と俗にかかわる葛藤:「人が神になる」――コメント―― | 高橋 文博 |
特別掲載〈2007年度大会パネルセッション〉 | |
天台宗談義所における知の形成――柏原談義所を中心に―― | 曽根原 理 松本 公一 大島 薫 |
研究史 | |
封建制論の変容 | 今谷 明 |
提言 | |
江戸儒学史再考――和本リテラシーの回復を願うとともに―― | 中野 三敏 |
論文 | |
九条兼実の反淳素思想――中世初期における貴族の歴史思想の一側面―― | 森 新之介 |
熊沢蕃山の死生観 | 本村 昌文 |
幕末維新期の東信州と平田国学 | 吉田 麻子 |
三木清における遺稿「親鸞」の位置付け | 西塚 俊太 |
「歴史」と「哲学」との狭間での京都学派の歴史哲学――高坂正顕を中心に―― | 杉本 耕一 |
書評 | |
宮家準著『神道と修験道――民俗宗教思想の展開』 | 曽根原 理 |
佐藤弘夫著『死者のゆくえ』 | 山田 雄司 |
荻生茂博著『近代・アジア・陽明学』 | 井上 厚史 |
阪本是丸著『近世・近代神道論考』、藤田大誠著『近代国学の研究』 | 前田 勉 |
松田宏一郎著『江戸の知識から明治の政治へ』 | 苅部 直 |
昆野伸幸著『近代日本の国体論』、長谷川亮一著『「皇国史観」という問題』 | 梅森 直之 |
佐藤正英著『小林秀雄――近代日本の発見』 | 片岡 龍 |
報告 | |
2007年度大会の概況 |
特集 〈2006年度大会シンポジウム〉「近代の漢学」 | |
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近代の漢学 | 樋口 浩造 |
「支那学」の位置 | 齋藤 希史 |
近代の漢学 | 吉田 公平 |
「漢学」に異議あり!――コメント―― | 澤井 啓一 |
「近代」と「漢学」――コメント―― | 大久保 健晴 |
特別掲載 〈2006年度大会パネルセッション〉 | |
霊魂観の行方――遺骨と魂魄をめぐって―― | 中村 一基 中村 安宏 |
研究史 | |
近年の国学研究 | 星山 京子 |
提言 | |
開かれた日本思想史学へ――部外者からの提言―― | 小島 毅 |
論文 | |
浅見絅斎の神道観と道について | 清水 則夫 |
荻生徂徠の思想形成における医学と兵学――『徂徠先生医言』と『孫子国字解』を中心に―― | 藍 弘岳 |
生成原理としての産霊――『古事記伝』における「成」の論理展開―― | 吉川 宜時 |
後期水戸学における思想的転回――会沢正志斎の思想を中心に―― | 大川 真 |
秋田の平田門人と書物・出版 | 吉田 麻子 |
戦後初期の沖縄における復帰論/独立論の再検討――講和交渉期の帰属論争の思想的内実―― | 櫻澤 誠 |
書評 | |
井上寛司著『日本の神社と「神道」』 | 白山 芳太郎 |
玉懸博之著『近世日本の政治思想』 | 大隅 和雄 |
大桑斉・前田一郎編『羅山・貞徳『儒仏問答』――註解と研究』 | 三浦 雅彦 |
眞壁仁著『徳川後期の学問と政治――昌平坂学問所儒者と幕末外交変容』 | 中田 喜万 |
アンドリュー・E・バーシェイ著『近代日本の社会科学―丸山眞男と宇野弘蔵の射程』 | 平野 敬和 |
追悼 | |
石田一良名誉会長逝く | 玉懸 博之 |
報告 | |
2006年度大会の概況 |
特集〈2005年度大会シンポジウム〉「転生する神話――「日本思想史」は描きうるか」 | |
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転生する神話――「日本思想史」は描きうるか―― | 苅部 直 |
神話の変奏と国号「日本」 | 神野志 隆光 |
近世日本の神話解釈――孤独な知識人の夢―― | 前田 勉 |
「古伝」から「神話」へ――神話をめぐる近代の起点と行方―― | 清水 正之 |
実践的対話への糸口――コメント―― | 磯前 順一 |
日本思想史が志向するもの――コメント―― | 山東 功 |
特別掲載 〈2005年度大会パネルセッション1〜3〉 | |
近世前期の思想論争――『儒仏問答』をめぐって―― | 前田 一郎 |
近代東アジアにおける政治思想の形成と西洋――周縁のキリスト者の場合―― | 陶 徳民 |
日本の「戦後」を考える | 樋口 浩造 |
研究史 | |
近世儒教研究史(七〇年代後半〜) | 片岡 龍 |
提言 | |
日本思想史における「インド的なるもの」の再評価のため | ファビオ・ランベッリ |
論文 | |
中世禅の仏語観――円爾弁円と無住一円―― | 菅 基久子 |
「天地」と人間――徳川日本の環境思想の特質―― | 佐久間 正 |
朝鮮儒者における徂徠学――丁若繧フ『論語古今注』を素材に―― | 李 基原 |
明治国家における神祇祭祀の意義――明治神祇官の「御巫」設置をめぐって―― | 小平 美香 |
森有礼とその周縁――「sympathy」という国民教育論―― | 近藤 裕樹 |
世紀転換期の通商立国論――明治期南進論再考―― | 三牧 聖子 |
戦中期大熊信行の秩序原理――国家総力配分と「人間」―― | 今田 剛士 |
書評 | |
佐藤弘夫著『起請文の精神史――中世世界の神と仏』『神国日本』 | 伊藤 聡 |
清水正之著『国学の他者像――誠実と虚偽』 | 遠山 敦 |
関口すみ子著『御一新とジェンダー――荻生徂徠から教育勅語まで』,アン・ウォルソール著『たをやめと明治維新――松尾多勢子の反伝記的生涯』 | 澤井 啓一 |
報告 | |
2005年度大会の概況 |
特集〈2004年度大会シンポジウム〉「思想史における一九三〇年代――京都学派の位置」 | |
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思想史における一九三〇年代――京都学派の位置 | 藤田 正勝 |
歴史的意識と社会存在論 | 高坂 史朗 |
植民地/帝国の「世界史の哲学」 | 米谷 匡史 |
科学論から一九三〇年代を見る――下村寅太郎の思想を中心に―― | 中岡 成文 |
哲学における社会的実践――コメント―― | 高橋 文博 |
京都学派・その多様性をめぐって――コメント+討論のまとめ―― | 田中 久文 |
特別掲載T〈2004年度大会パネルセッション1〉「鎌倉仏教研究の再検討――円爾弁円評価をめぐって」 | |
趣旨説明 | 市川 浩史 |
円爾禅の特質――円爾と蘭渓の比較からみて―― | 吉原 健雄 |
円爾弁円における「禅」の意味と「仏心宗」の位置づけ | 加藤 みち子 |
円爾における禅と密の関係 | 島田 健太郎 |
コメント | 菅 基久子 |
特別掲載U〈2004年度大会パネルセッション2〉「『麗気記』世界の形成と広がり」 | |
趣旨説明 | 三橋 正 |
『麗気記』の世界観 | 三橋 正 |
『麗気記』における鏡について | 本多 亮 |
密教による『麗気記』の相承――麗気灌頂の成立と変遷―― | 赤塚 祐道 |
『麗気記』の受容層 | 関口 崇史 |
研究史 | |
日本における宋明思想研究の動向 | 土田 健次郎 |
提言 | |
どのような日本をどの立場から見るか | 石井 公成 |
論文 | |
藤原仲麻呂における維摩会――天平宝字元年の奏上をめぐって―― | 冨樫 進 |
平安期における女人成仏の系譜――願文を中心として―― | 稲城 正己 |
近世における『文公家礼』に関する実践的言説――崎門派の場合―― | 田 世民 |
蘐園学派と音楽 | 暢 素梅 |
平田篤胤の『古道大意』の形成と刊行 | 中川 和明 |
高山樗牛における「道義」と「文学」――物質主義批判と外交問題―― | 先崎 彰容 |
「鉄工」の秩序思想と明治日本――労働組合運動の黎明―― | 大田 英昭 |
観照から実践へ――仙台旧制第二高等学校における昭和初期左傾学生の群像―― | 田中 祐介 |
書評 | |
市川浩史著『日本中世の歴史意識――三国・末法・日本――』 | 窪田 高明 |
宮城公子著『幕末期の思想と習俗』 | 吉田 公平 |
末木文美士著『明治思想家論――近代日本の思想・再考T』『近代日本と仏教――近代日本の思想・再考U』 | 大桑 斉 |
報告 | |
2004年度大会の概況 |
特集〈2003年度大会シンポジウム〉「思想を語るメディア――近世日本を例として」 | |
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思想を語るメディア――近世日本を例として | 澤井 啓一 |
「媒介」の思想史的意義――思想を「媒介」する「モノ」と「人」―― | 高橋 章則 |
メディアを通してみた思想史料論 | 福田 千鶴 |
近世人の思想形成とメディア | 若尾 政希 |
方法的視座としての読書論――コメント―― | 宇野田 尚哉 |
媒介者と地域社会――コメント―― | 小林 准士 |
思想史研究とメディア――討論を通して―― | 大野 出 |
特別掲載〈2003年度大会パネルセッション〉「吉田松陰研究の現在」 | |
吉田松陰研究の現在――吉田松陰を外から見る―― | 高橋 文博 |
「投夷書」原本でみる松陰の西洋学習の姿勢 | 陶 徳民 |
松陰における太平天国認識とその政治思想の転換 | 郭 連友 |
吉田松陰と白旗――「国際社会」認識の転回―― | 桐原 健真 |
研究史 | |
イエズス会士系著訳書の受容 | 吉田 忠 |
提言 | |
方法としての地域 | 赤坂 憲雄 |
論文 | |
「ハビアン」対「不干」 ――七世紀初頭日本の思想文脈におけるハビアン思想の意義と『排耶蘇』 | キリ・パラモア |
鈴木正三の門流と近世洞済をめぐる一考察――白隠と面山の視点から―― | 三浦 雅彦 |
司法省法学校「放廃社」にみる個人と結社――陸羯南と原敬を中心に―― | 鈴木 啓孝 |
「日琉同祖論」と「民族統一論」――その系譜と琉球の近代―― | 與那覇 潤 |
新渡戸稲造における「調和」――「修養」概念をてがかりとして―― | 森上 優子 |
福田徳三における社会政策論とアジア――異端の大正デモクラシー思想―― | 武藤秀太郎 |
昭和初期京都学派における「歴史」問題の萌芽 ――三木清および田辺元の思想と「歴史の非合理性」という視点―― | 杉本 耕一 |
書評 | |
James McMullen, Idealism, Protest, and The Tale of Genji : The Confucianism of Kumazawa Banzan(1619-91) | 平石 直昭 |
若尾政希著『安藤昌益からみえる日本近世』 | 山本 眞功 |
松田京子著『帝国の視線――博覧会と異文化表象』 | 昆野 伸幸 |
渡辺和靖著『保田與重郎研究』 | 新保 祐司 |
竹内整一著『「おのずから」と「みずから」――日本思想の基層』 | 藤田 正勝 |
報告 | |
2003年度大会の概況 |