『日本思想史学』バックナンバー第31号〜35号

第26〜30号 | 第36〜40号
第35号(2003年9月30日発行)
特集〈2002年度大会シンポジウム〉「大正思想史の諸問題」
大正思想史の諸問題――関心の所在 平石 直昭
大正デモクラシーと大山郁夫 黒川 みどり
近代日本のアナーキズム思想の構造 ――丸山眞男の忠誠・反逆論との関連―― 板垣 哲夫
大正思想史とアジア・ナショナリズム 和田 守
「社会の発見」とその影――シンポジウム雑感―― 苅部 直
特別掲載1〈2002年度大会パネルセッション1〉「思想の学と書物の学と」
思想の学と書物の学と――パネルセッション編成の趣旨―― 高橋 章則
江戸後期の医学の場合――幕府医学館の学績を中心に―― 町 泉寿郎
伊勢の蔵書家――伊勢商人竹口家の人々とその蔵書―― 高倉 一紀
学問の形成と「書物」の集積 高橋 章則
特別掲載2〈2002年度大会パネルセッション2〉「津田・村岡・和辻の「天皇」論」
津田・村岡・和辻の「天皇」論――趣旨説明―― 田尻 祐一郎
津田左右吉と「天皇」 田尻 祐一郎
村岡典嗣と「天皇」 畑中 健二
和辻哲郎の「天皇」論――「生ける全体性」と「神聖なる「無」」とのはざまで―― 田中 久文
研究史
近代仏教とアジア――最近の研究動向から―― 末木 文美士
提言
思想史と宗教史のあいだ 林 淳
論文
手島堵庵による石門心学の創出 高野 秀晴
橘守部の神典解釈――「タブー」の神学―― 東 より子
平田篤胤の転生観 中川 和明
〈もの憑き〉を語る儒医――近世日本における医家の自己規定とその諸相―― 兵頭 晶子
窮理学の流行をめぐる磁場――福澤諭吉と戯作者たちの啓蒙時代―― 秋田 摩紀
「宗教」の再構成――西周における啓蒙の戦略―― 菅原 光
書評
佐藤弘夫著『偽書の精神史――神仏・異界と交感する中世』 三橋 正
黒住真著『近世日本社会と儒教』 中村 春作
鈴木暎一著『国学思想の史的研究』 表 智之
星山京子著『徳川後期の攘夷思想と「西洋」』 本郷 隆盛
中村春作著『江戸儒教と近代の「知」』 高坂 史朗
報告
2002年度大会の概況
第34号(2002年9月30日発行)
特集〈2001年度大会シンポジウム〉「大坂の学藝」
シンポジウム「大坂の学藝」趣旨説明 井上 克人
大坂の絵画・蒹葭堂とその周辺 中谷 伸生
大坂の学藝と徂徠学 中村 春作
都市の学藝と在村の学藝 山中 浩之
研究史
民衆宗教研究・研究史雑考 桂島 宣弘
提言
「日本思想史学の成立と展開」をめぐって 藤原 暹
論文
鑑真門流における天台止観受容――法進『沙弥十戒並威儀経疏』をめぐって―― 冨樫 進
新井白石の国家構想――国王復号・武家勲階制の検討を通じて―― 大川 真
石原莞爾の宗教観と世界最終戦争論 松岡 幹夫
北一輝の「日本」――『国家改造案原理大綱』における進化論理解の変転―― 佐藤 美奈子
和辻哲郎に於ける日本文化史研究の始まり――その視点、方法的態度、実践的意義―― 飯嶋 裕治
書評
市川浩史著『吾妻鏡の思想史――北条時頼を読む』 八木 聖弥
ケイト・W・ナカイ著『新井白石の政治戦略――儒学と史論』 前田 勉
前田勉著『近世神道と国学』 高橋 美由紀
報告
2001年度大会の概況
第33号(2001年9月30日発行)
特集〈平成12年度大会シンポジウム〉「東アジアの儒教―二十一世紀の思想史研究」
東アジアの儒教――二十一世紀の思想史研究―― 大会実行委員会
中国における宋明理学研究の方法、視点とその趨向 陳 来
韓国社会と儒教 池 明観
二十一世紀における新儒教研究 吉田 公平
「武国」日本のなかでの朱子学の役割 前田 勉
特別掲載〈平成12年度大会パネルセッション〉「『麗気記』にみる中世」
『麗気記』にみる中世――神道思想研究の新たなる視座を求めて―― 三橋 正
『麗気記』世界の生成――その構造を読み解く―― 三橋 正
『麗気記』の図像学――中世神道のイメージとシンボル―― 門屋 温
『麗気記』と〈註釈〉――中世註釈の言説世界から―― 原 克昭
埋没する『麗気記』世界――〈校訂〉する近世―― 森 瑞枝
研究史
中世仏教研究と顕密体制論 佐藤 弘夫
提言
アメリカにおける江戸思想史の三十年を顧みて ヘルマン・オームス
論文
心を付けて感ずべし――『等伯画説』の一節―― 田村 航
林羅山の仏教批判――死生観を中心として―― 本村 昌文
おみくじと天道――元三大師御籤注解考―― 大野 出
荻生徂徠の「老子」像――「知礼者」・「空言者」―― 藍 弘岳
彦根藩における国学の受容と変化 大久保 紀子
語りの中の「武士道」――批判的系譜学の試み―― 樋口 浩造
書評
下川玲子著『北畠親房の儒学』 高橋 美由紀
末永恵子著『烏伝神道の基礎的研究』 神田 秀雄
中村生雄著『祭祀と供犠――日本人の自然観・動物観』 白山 芳太郎
八木公生著『天皇と日本の近代』 中村 生雄
報告
平成12年度大会の概況
第32号(2000年9月30日発行)
特集〈平成11年度大会シンポジウム〉「丸山思想史学の地平」
シンポジウム「丸山思想史学の地平」について 大隅 和雄
丸山古代思想史をめぐって 水林 彪
丸山中世思想史をめぐって 末木 文美士
丸山近世思想史をめぐって――丸山眞男における近世思想史の〈不在〉―― 澤井 啓一
丸山思想史と思惟様式論 安丸 良夫
丸山眞男における思想史と政治理論 川崎 修
丸山眞男における現代・伝統・思想史 松沢 弘陽
特別掲載1〈平成11年度大会パネルセッション1〉「垂加神道と国学」
「垂加神道と国学」――先行研究と論点の所在―― 遠藤 潤
近世日本における天皇権威の浮上の理由 前田 勉
出雲大社に於ける垂加神道と国学の共生 西岡 和彦
知の普及と地域社会 小林 准士
特別掲載2〈平成11年度大会パネルセッション2〉「総力戦の思想」
「総力戦の思想」――先行研究と本パネルの立場―― 子安 宣邦
戦時期日本の精神科学 宇野田 尚哉
総力戦体制下の政治思想 平野 敬和
戦時期〈植民地社会科学〉論序説 盛田 良治
日本浪曼派の問題――保田與重郎のレトリック―― 宮川 康子
提言
日本思想史をどう教えるか――教員の試み―― ケイト・W・ナカイ
論文
『源氏物語』にあらわれた天台思想――蛍巻仏法論と天台の方等時解釈―― 佐藤 勢紀子
豊宮崎文庫の創設における権威の伝承と教化の問題について――度会延佳を中心に―― 鈴木 孝子
近世対馬における全島民による防衛構想――陶山訥庵「鉄炮格式僉議条目」を中心に―― 佐久間 正
大川周明の日本歴史観 昆野 伸幸
丸山近世思想史学における主題上の変化――その過程と意義―― 福井 裕之
書評
八木聖弥著『太平記的世界の研究』 佐々木 馨
東より子著『宣長神学の構造――仮構された「神代」――』 表 智之
M・W・スティール著『もう一つの近代――側面からみた幕末明治――』 松田 宏一郎
報告
平成11年度大会の概況
第31号(1999年9月30日発行)
特集〈平成10年度大会シンポジウム〉「近代思想史における「異郷」としての日本」
近代思想史における「異郷」としての日本 沖田 行司
福沢諭吉――その思考法―― 露口 卓也
内村鑑三 原島 正
丸山眞男 西田 毅
論文
祟り神の変身――祟る神から罰する神へ―― 佐藤 弘夫
無住道暁の「方便」説と人間観 吉原 健雄
熊沢蕃山の『周易』解釈における独自性――「太極」をキーワードに―― 閻 
徳川十七―十八世紀における秩序論の様相――仁斎学と徂徠学を中心として―― 高 煕卓
太平天国と吉田松陰の思想形成 郭 連友
近代における宗教的道徳の様相――福沢諭吉・清沢満之・今村恵猛―― 守屋 友江
保田與重郎の習作期――「上代芸術理念の完成」を中心に―― 渡辺 和靖
書評
佐藤弘夫著『神・仏・王権の中世』 佐藤 眞人
玉懸博之著『日本中世思想史研究』 八木 聖弥
辻本雅史著『「学び」の復権――模倣と習熟』 高橋 文博
宮川康子著『富永仲基と懐徳堂――思想史の前哨』 表 智之
桂島宣弘著『思想史の十九世紀――「他者」としての徳川日本』 見城 悌治
長志珠絵著『近代日本と国語ナショナリズム』 山東 功
報告
平成10年度大会の概況
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